パートの解雇

その場合は弁護士などに相談し、解雇予告手当の支払いをめぐって裁判をすることになります。
パートだったら即日辞めてもらう・・・なんてこともできるのでしょうか。
答えは、「そんな解雇の仕方はできない」です。
パートだからって黙って解雇される必要はないのです。
でも、「パートやアルバイトだから簡単に解雇」なんてありえない事なのです。
実は、法律上は「パート」「社員」「アルバイト」の区別は無いんです。解雇する時、パートだったらどうなるのでしょうか。
つまり、「パートだから、解雇されたってしょうがない」なんて思う必要は無いのです。
しかし、企業の中には酷いやり方でパートを辞めさせてしまう所も存在します。
「パートだから」という理由で不当に辞めさせていたら、それは解雇権の乱用になってしまいます。
人を辞めさせるには、まず30日前にその旨を相手に伝えなければなりません。
もしくは、「解雇予告手当」と言って30日以上に相当する賃金を支払うことが義務化されています。
また、「整理解雇」と言って「会社の倒産を防ぐために人を辞めさせる」というものもありますが、これは「四要件」をすべて満たしていなければなりません。
四要件のうちどれか一つでも欠けていると、それは「解雇の乱用」になります。
「正社員は簡単に解雇できないけど、パートやアルバイトなら・・・」と思っている人がいるかもしれません。
支払ってもらえない場合は、会社に支払ってくれる様に申請を行ってください。
世の中にはパート、アルバイト、正社員など様々な括りが存在します。
しかしそれでも支払って貰えない場合は、「労働基準監督署」という所に相談します。
突然解雇を通告されたら、それが正規の手順に沿って行われているかどうかを知る必要があります。
内容証明を会社に送れば、解雇予告手当を支払ってくれるはずです